第23回BeSeTo演劇祭 鳥取

23rd BeSeTo Theater Festival in Tottori

会期2016年9月14日(水)〜10月10日(月・祝)

プログラム

Program

『孫悟空 白骨夫人編』

Monkey King Thrice Beats the Bony Ghost

中国

浙江紹劇藝術研究院[中国・浙江省]

Shaoju Art Research Institute of Zhejiang

日本人にも馴染みの深い「西遊記」、その中でも有名な白骨夫人のエピソードを取り上げて舞台化した作品。中国の伝統劇の一つである“紹劇”がベースになっているので、舞台衣装、音楽、メイクなど舞台全体から中国の伝統が感じられます。主人公である孫悟空は動きがコミカルで愛らしく親しみを覚えます。大人だけでなく子どもも楽しめる作品です。

脚本:顧錫東 章宗信(七齢童) 脚本編集:浙江省文化局編集チーム(貝 康 顧錫東)

演出:刑勝奎

出演:劉建楊(十一齢童) 章立新 姚百青 駱紀強 徐峰 楊炯 施潔浄 章金剛 楊欽鋒 朱丹賢 周澤澤 張君 沈標ほか

上演スケジュール

9月17日(土)19:00・18日(日)14:00

※9月17日(土)終演後に、アフタートークを行います

会場

米子市文化ホール メインホール

〒683-0043

鳥取県米子市末広町293

電話:0859-35-4171

浙江紹劇藝術研究院

1956年、浙江紹劇団として設立。響きわたる節回し、素朴な音楽、豪快な舞台演出といった特色を持つ“紹劇”を元に、独特なスタイルを確立している。“孫悟空”を題材にした作品の演出の評価は高く、とりわけ『孫悟空 白骨夫人編』は1960年に映画化もされた。日本、デンマーク、オーストリア、香港といった海外でも公演を行い、好評を博している。

中国語上演(日本語字幕あり)

☆よりお芝居を楽しんでいただくために

《西遊記》

中国で16世紀の明の時代に大成した全100話からなる伝奇小説。最終的な作者は不明。中国四大奇書、中国四大名著に数えられる。唐の時代にインドへ渡り仏教の経典を持ち帰った玄奘三蔵が自らの旅を記した地誌『大唐西域記』を基にして書かれ、物語の縦軸に玄奘三蔵の波乱の人生を、横軸に無敵の仙猿・孫悟空の活躍をおいて、玄奘三蔵一行が天竺を目指し取経を果たすまでを描いている。作中には玄奘三蔵をはじめとして実在の人物が登場するが、内容は完全なフィクションである。日本で非常に人気が高く、テレビドラマ化されたり多くの漫画やアニメのモチーフとなっている。

《伝統劇》

中国では全土にわたって各地方固有のスタイルを持つ劇が存在し、それを伝統劇という。この作品のベースとなっている“紹劇”は浙江省に由来する伝統劇。中国では現代の台詞が中心となっているリアリズム劇劇を「話劇」、伝統劇を「戯曲」という。「曲」は「物語る歌」のことであり、歌が最も大事な鑑賞要素であった。伝統劇は主に言語(方言)とメロディーによって区別され、俳優の歌唱を軸に、台詞、しぐさ、立回りを組み合わせて歌劇の形態をとるのが主流で、他にも「舞台装置を重視しない」、「徹底した悲劇がない」といった特徴があげられる。

【主催】
鳥の劇場運営委員会 鳥取県
【共催】
公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議 特定非営利活動法人鳥の劇場
【助成】
 平成28年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業 一般社団法人東京倶楽部

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