『libido: AESOP 0.9

AESOP 0.9

日本

theater apartment complex libido:[千葉]

theater apartment complex libido:

世界中にその影を残す寓話作家の元祖・イソップ。彼が残したとされる「寓話」をもとに、コロナ禍の現在に送る新たな「つくりばなし」を上演します。

『イソップ寓話集』をもとに、完全オリジナルの新作を発表します。本作の主題は「暴力」です。コロナ禍で様々な「暴力」がこれまで以上に顕在化しています。その暴力に対抗しうるものの一つとして生まれたのがイソップの「寓話」でした。実際に「イソップ寓話」の中には様々な「暴力」が内在しています。今回はその「イソップ寓話」をいくつか拝借しながら、イソップがしてきたように、コロナ禍で今語るべき我々の”つくりばなし”を上演します。

原本:イソップ寓話集

構成・演出:岩澤哲野

出演:大橋悠太 鈴木正也

ドラマトゥルク:小野晃太朗(シニフィエ)

物語

本作は本年6月に百景社アトリエで発表した0.1、7月に鳥の劇場で発表した0.5、そして9月に豊岡演劇祭で発表予定の0.9を経ての上演となります。イソップ寓話は2600年の歴史の中で、時代ごとに様々な読み解きがなされてきました。我々もその時々の情勢を読み解きながら、我々のイソップを上演します。

今、これまでにない環境の中で、新たな創作を模索しながら活動を続けています。その上で0.1と0.5の2作品を既に創作してきました。これらは実験的な面も強かったと思います。しかし、今、原初的な「想像(創造)」に改めて立ち還ることはどこか清々しく、また、今の時代にも求められていることだと感じています。まずは何より楽しみながら、そして、このコロナ禍の”終わりのない”旅路の中で、「生きる」ための希望を見出していけたらと思います。

岩澤哲野

岩澤哲野(いわさわてつや)

演出家。theater apartment complex libido:代表。1990年、千葉県松戸市生まれ。古典戯曲を中心に創作活動を展開。2019年より団体の本拠地を松戸市に構え、地域創造の活動にも取り組んでいる。利賀演劇人コンクール2017優秀演出家賞(二席)受賞。 BeSeTo演劇祭 2018(韓国開催)に日本代表として参加。急な坂スタジオ・サポートアーティスト。

theater apartment complex libido:

岩澤哲野、大蔵麻月、大橋悠太、緒方壮哉、鈴木正也による演劇の拠り所。これまで岩澤個人名義のプロデュースユニットであった「libido:」を2019年4月30日より集団化。「theater apartment complex」という冠を表し、千葉県松戸市常盤平・八柱地区を拠点に、社会における演劇の価値の発見と、その為の新たな表現、コミュニティの創造を主とした活動を行っている。

作者・イソップ

日本では英語読みのイソップ (Aesop) という名で知られている。古代ギリシアの寓話作家とされているが、その存在には謎が多く、紀元前6世紀頃に生存したとされているものの諸説ある。一般に伝えられる話では、元はサモスの市民イアドモンの奴隷だったが、語りに長けており、解放されたという。その後は寓話の語り手として各地を巡ることになる。しかし、それを妬まれデルポイの市民に殺されたとされている。

上演日時

  • 9月19日(土)10:30
  • 9月20日(日)16:00

9月

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会場

野外劇場

料金

大人:1,500円

18歳以下:500円

小学生以下:無料

【助成】
文化庁 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 公益財団法人ごうぎん鳥取文化振興財団