『ブレヒト版「アンティゴネ」』

Antigone by B.Brecht

日本語字幕・英語字幕あり

日本

鳥の劇場[鳥取]

BIRD Theatre Company TOTTORI

紀元前五世紀のソフォクレスの傑作『アンティゴネ』は、死者の埋葬をめぐる、時の権力者の選択と人間の普遍的倫理のぶつかり合いを描き、長い時を超えて現代社会にも大きな問いを与え続けています。ブレヒトはそれを踏まえながら、第二次世界大戦でのヒトラーとドイツ国民の関係を批判的に考察して本作を書きました。この上演は、富裕層が暮す高級老人ホーム「ニッポン」での文化祭という枠組みでの上演とし、現代日本の状況との批判的対話を試みます。かつて築いた富で人生を逃げ切れると高を括った彼らは生き残れるのでしょうか。

原作:ベルトルト・ブレヒト

翻訳:谷川道子

構成・演出:中島諒人

出演:齊藤頼陽 中川玲奈 高橋等 中垣直久 安田茉耶 後藤詩織 大川潤子

舞台美術:中島諒人

舞台監督:中井尋央(ステージワーク URAK)

照明デザイン:大迫浩二

音響:原伸弘(オハラ企画(株))

大道具製作:(株)ながお

衣装デザイン・製作:イ・ジンヒ(LEE JIN HEE)

衣装補助:安田茉耶 KIRI

劇中曲「アンティゴネの嘆き」作曲:武中敦彦 演奏:武中敦彦 西尾悦子

英語字幕監修:トーマス・ロイス-ハンプトン

物語/ソフォクレス『アンティゴネ』

古代ギリシア三大悲劇詩人の一人であるソフォクレスが紀元前442年ごろに書いたギリシア悲劇。

ギリシャの都市テーバイが舞台。名君オイディプスが去った後、二人の息子ポリュネイケス、エテオクレスと、二人の娘アンティゴネとイスメネが残される。息子たちは交互に国を統治する取り決めを交わすが、覇権争いに発展。兄弟ともに死んでしまう。その後、王位に就いたクレオンは、国に攻め込んだポリュネイケスの遺体は、国賊として葬礼を禁じ、野ざらしにするように命じる。アンティゴネは禁令に背き、兄を弔おうとし捕縛される。王の命令の是非を巡り、激しい議論が交わされる。

上演日時

  • 9月11日(土)18:30
    *終演後にアフタートーク有り
  • 9月12日(日)18:30

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会場

鳥の劇場[特設野外劇場]

料金

大人:2,500円

18歳以下:500円

小学生以下:無料

【出典】光文社古典新訳文庫 ブレヒト/著 谷川道子/訳『アンティゴネ』