稽古場日誌

坂本恵子

初めまして。

今回の稽古場日誌担当、じゆう劇場初参加の坂本です。よろしくお願いします。

 

さて。

4回目の稽古のスタートは、稽古場をぐるぐると歩き回りながら、出会い頭にあった人とお互いの腕と膝をくっつけて「こんにちはー!」とご挨拶。動いているうちに、何だか愉しくなってきて、次第に心身のモチベーションが高まってくるのがわかります。

 

続いて、中島さんが出題された「自分が好きな〇〇(果物、色、教科)」を思い浮かべ、それを大きな声で言いながら、同じ仲間を見つけて集合。

「好きな教科」で集まった仲間と、その教科の魅力をPRする芝居を即興で作り、発表しました。

普段は意識していない自身の好きな事や得意な事を再認識させられます。

又、二人一組で、リンゴ役とそのリンゴを運ぶ役に別れ、リンゴを移動する動作をしました。

これは単純な様で、自分の行いたい動作を言葉を発せずの、相手とのコミュニケーションは難しいものだなぁと思いました。

 

休憩を挟み、のぶちゃんの「わたしの1日」の動画を鑑賞しました。

のぶちゃんの食事風景、働いている姿が映しだされました。

のぶちゃんが美味しそうに食べている姿にほっこりさせられ、働いてる姿は素敵だなぁと思いました。

(私は今まで、乾燥されたキクラゲしか見たことがなかったのですが、のぶちゃんの動画で栽培状態を初めて見て、まさに漢字で、木耳と書いてキクラゲだ!と驚きました)

 

続いて、映画「ウエストサイドストーリー」のダンスを参考に踊り、ロミオとジュリエットの台本を読みました。

サムソンとグレゴリーの、テンポの良いコミカルなやり取りの台詞を2人組になり、読んでみました。

 

ロミジュリのバルコニーの場面。

 

流れるような美しい言葉の台詞を、男性(ロミオ)と女性(ジュリエット)で別れて読みました。

私は、「もしも、こんな情熱的な台詞を独りで読んだなら、絶対に赤面してしまうわ~」なんて、思いながら読みました。

 

最後の稽古は、皆で輪になって座り、中島さんから用紙を渡された人が、その用紙に書かれている文章を他の皆に読んで伝えるというものでした。

私も用紙を渡され、しっかり伝えなくてはいけないのに、書かれた辛い体験談に、少し涙してしまいました。

 

その後、その体験談の意見を皆で話し合い、その中で出た、「それでも生きていかなければならない」という文言が、稽古が終わった後も心に刺さりました。