概要

じゆう劇場は、鳥の劇場のプロデュースのもと、2013年8月に活動を開始したプロジェクト。

障がいのある人、ない人がいっしょに舞台を作り、日常生活では隠れがちなそれぞれの豊かさを発見し、その素晴らしさを観客と分かち合うことを目指す。

毎年参加者を公募し、継続的な参加者と新規の加入者が混じりながら創作をする。

昨年度から、短編作品を県内の様々な場所で上演する「出張公演」を実施している。我々が気づかなければならない共生社会を先取りした風景を観客に提示することを目指す。

沿革

2014年度
『三人姉妹』を「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」で上演。
2015年度
『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの』を9月に鹿野往来交流館 童里夢(「鳥の演劇祭8」)、3月に米子市児童文化センターにて上演。
2016年度
『じゆう劇場版「銀河鉄道の夜」』を11月に鹿野往来交流館 童里夢(「鳥の演劇祭9」)、12月にとりぎん文化会館、1月に米子市文化ホールにて上演。
2017年度
『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの-2017』を9月に鳥の劇場(「鳥の演劇祭10」)と倉吉未来中心、10月にLe Lieu unique(フランス・ナント)にて上演。
2018年度
『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの-2018』を9月に鹿野往来交流館 童里夢(「鳥の演劇祭11」)と米子市公会堂、1月に高知県立美術館ホール、2月に東京芸術劇場シアターウエストにて上演。短編作品『いらっしゃいませ、ウォルマートへ』と『たぶん、朝食の後に』を7月に手話カフェSign、鳥取県議会議場、鳥取大学芸術文化センターにて上演。
2019年度
『「マクベス」からさまよい出たもの』を11月に鹿野町総合福祉センター(「BeSeTo演劇祭26+鳥の演劇祭12」)にて上演。1月に倉吉未来中心にて上演。短編作品『いらっしゃいませ、ウォルマートへ』と『たぶん、朝食の後に』を5月に鳥取看護大学・鳥取短期大学、手話カフェSign、鳥取大学芸術文化センター、鳥取県立倉吉東高等学校、湯梨浜学園中学校・高等学校、9月にバンコク芸術文化センター(タイ・バンコク)にて上演。
2020年度
『「マクベス」からさまよい出たもの-2020』を9月に倉吉未来中心(障がい者の文化芸術フェスティバルin中四国ブロック公演)にて無観客無料ライブ配信、鳥の劇場(鳥の演劇祭13)にて上演。2021年3月に島根県民会館にて上演。短編作品『CTRL L』(コントロール エル)と『THE CASTING PARTY』(キャスティング・パーティー)をニューヨークのオフブロードウェイで活動するTBTB(Theatre Breaking Through Barriers 障がいを突き破る劇団)との共同で映像作品として創作、1月に収録し公開。また、じゆう劇場メンバーによるワークショップの様子も映像にして公開しました。
2021年度
『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの』を9月に鳥の劇場(鳥の演劇祭14)にて上演、「じゆう劇場の人たちと自由に体を動かそう」ワークショップを実施。短編作品『いらっしゃいませ、ウォルマートへ』を10月に米子コンベンションセンター(令和3年度鳥取県障がい者舞台芸術祭「あいサポート・アートとっとり祭2021」)にて無観客上演無料ライブ配信、また、短編作品『いらっしゃいませ、ウォルマートへ』・『たぶん、朝食の後に』二本立てで11月に和歌の浦アート・キューブ(紀の国わかやま文化祭2021)にて上演、ワークショップキャラバンで県内学校を巡回上演。12月に「ヘレンケラー」鑑賞会を実施。2022年1月にリーディング公演「とある村」を鳥の劇場にて実施。昨年度に引き続き、TBTB(Theatre Breaking Through Barriers 障がいを突き破る劇団)との共同作品を創作し、3月にリーディング内部発表を実施しました。
2022年度
鳥の劇場と韓国芸術総合学校の共同事業『とある村』を7月に鳥の劇場にて上演、日米合作『パックさんの魔法/美のことなり』を9月に鳥の劇場(鳥の演劇祭15)にて上演、また、『「ロミオとジュリエット」から生まれたもの2022』を12月に鳥の劇場にて上演、写真展「池本喜巳が『じゆう』を撮った」同時開催、またこの写真展は2023年3月にギャラリー鳥たちのいえでも開催した。2023年1月には短編『「赤ずきん」から生まれたもの』ワークショップキャラバンで県内学校を巡回上演しました。