稽古場日誌

短編作品 初読み合わせ

みなさま、こんにちは。

じゆう劇場の制作をしています、鳥の劇場の安田です。

本日は、朝から夕方まで本編の稽古をしたさらにその後に「短編作品」の読み合わせをしました。

 

短編作品とはアメリカのTBTBという劇団の戯曲を使った30分程度の現代劇です。

今年で3年目のプロジェクトで、今まで2作品をいろんなキャストで演じてきました。

2021年、今年もその2作品をまた新たなキャストで上演します。

 

今日稽古したのは、「たぶん、朝食の後に」

失業してネットの世界に引きこもり、現実逃避をする娘と夫にも逃げられ、娘も引きこもる中、「いい母親」「幸せな家庭」を演じ、現実逃避する母親の物語です。

 

今回は母親は短編作品に初挑戦の山本英子さん、娘役は島田ひかるさんです。

本編のロミオとジュリエットは参加者の経験などによって物語自体が形を変えますが、短編は戯曲を使うので、より役者としてのフィクションを生きる技術が必要とされます。

今日の読み合わせでは、まず台本を読んできてもらい、分からないところや感想を聞きます。

そして具体的な想像をしながら一緒に物語を読み解きます。

この、物語に触れて、感じて、どんな母や娘を演じようかと試している時間が、ワクワクするので私はとても好きです。

 

じゆう劇場ではコロナ対策をしっかりし、見学も大歓迎しております。

作品自体も面白いですが、作品ができあがっていく過程も面白いですよ。