じゆう劇場出張公演

じゆう劇場 短編作品上演

じゆう劇場のおもしろさを、みなさんの身近にお届けしようということで、この短編上演を用意しました。鳥取県内のいろいろな場所に出張して、お芝居を見てもらい、上演の後に観客のみなさんと少しお話もしてみようという企画です。

作品は30分程度の短いものが二つ。ニューヨークのオフ・ブロードウェーで活動し、鳥の劇場と深い交流のある劇団TBTBが、アメリカの才能ある若い劇作家に「障がい」を主題に書き下ろしを依頼した作品の日本語版上演です。

障がいを社会や個人がどのように受け入れるかについては、コミュニティーの歴史や宗教的な背景、政治状況などによって少なくない差異があり、今回の二作品はアメリカ人の状況や考えを映しています。差異は非常に興味深いし考えさせられるのですが、より大事なことは、差異を超えた普遍的なこともしっかり書き込まれていることです。それは大雑把に言えば、人がどう生きるかということで、障がいの有無を越えた深い問題提起がされています。

両方とも二人芝居で、一方の役を鳥の劇場の俳優が演じます。おもしろくて同時に考えさせられる作品です。鳥取県内東部、中部、西部全部を回ります。

ぜひ一度、ご覧ください。

 

鳥の劇場芸術監督・演出家 中島諒人

 

【じゆう短編公演チラシはこちら】

 

●公演会場・日時

倉吉公演

会場:鳥取看護大学・鳥取短期大学 A館1階ホール(倉吉市福庭)

日時:5月10日(金) 14:45開場 15:00開演

料金:無料・要予約

 

米子公演

会場:手話カフェSign(米子市道笑町1丁目4)

日時:5月12日(日) 15:45開場 16:00開演

料金:無料・要予約

 

鳥取公演 鳥取大学創立70周年記念事業

会場:鳥取大学芸術文化センター アートプラザ(鳥取市湖山町南4丁目101)

日時:5月14日(火) 18:45開場 19:00開演

料金:無料・要予約

協力:鳥取大学地域学部附属芸術文化センター

 

●作品紹介

「いらっしゃいませ、ウォルマートへ」

脚本:ベカ・ブランステッター 翻訳:増川智子

構成・演出:中島諒人

出演:島田ひかる、齊藤頼陽、高橋等、安田茉耶

 

あらすじ

世界最大のスーパー「ウォルマート」の店頭であいさつ係をする片腕の無い男性トビーと車いすの女性マリー。

トビーは今日が初出勤で、障がいを理由にあいさつ係に配属されたことに不満を持っている。店を訪れた客の自分への反応にも

トビーは過敏になってしまう。一方長年この仕事をしているマリーは、自分の今までの経験を語る事でトビーに気づきを促すが…。

「たぶん、朝食の後に」

脚本:サミュエル・ハンター

翻訳:増川智子

構成・演出:中島諒人

出演:井谷優太、大川潤子

 

あらすじ

雨が降り時折雷が鳴り響いている朝。母親と車いすの息子がテーブルを囲んでいる。インターネットばかりに熱中する息子に、

母親は特製のパンケーキを食べるよう促すが、息子は取り合わない。何を調べているのかと問う母に対し息子は、「世界征服する方法」

と答える。戸惑った母親が自分の思いを語るうちに、それぞれの怒りやいらだち、不安が露になる。

●お問合せ・お申込み

予約開始日時:4月16日(火)10:00から

観劇希望の方は電話、FAX、E-mail、Webのいずれかで事前にお申し込みください。

電話/FAX:0857843268

Email:ticket@birdtheatre.org

予約ページはこちら

※小さな会場での上演ですので、事前のご予約をお願いいたします。ご予約の際は、お名前、お電話番号、人数、会場をお伝えください。

バリアフリーをめざします

■障がいのある方にもご覧いただけるよう、適宜対応しております。ご予約の際にお伝えください。

■セリフが聞こえづらい方のために、手元に持てる小さい”字幕”を用紙しています。

 

●じゆう劇場とは?

じゆう劇場は、鳥の劇場のプロデュースのもと、2013年8月に活動を開始したプロジェクト。障がいのある人、ない人がいっしょに舞台を作り、日常生活では隠れがちなそれぞれの豊かさを発見し、その素晴らしさを観客と分かち合うことを目指す。今年で7年目の活動。毎年参加者を公募し、継続的な参加者と新規の加入者が混じりながら創作をする。昨年度から、短編作品を県内の様々な場所で上演する「出張公演」を実施している。我々が気づかなければならない共生社会を先取りした風景を観客に提示することを目指す。

 

主催:鳥の劇場運営委員会 協力:鳥取県 助成:2019年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

 

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