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今日のメッセージは、鳥の劇場の俳優から。王様役の高橋等の稽古場日誌です。

高橋さん、いろいろ格闘しています。格闘日誌です。

4月○日

やっと「肉襦袢」（以下「肉」）に慣れてきた。最初「肉」をつけて「通し」をした時、呼吸困難になってセリフが浮いてしまった。

「通し」の後の「肉」をつけての「小返し※」では、脳が酸欠になり「ダメ出し」が理解できなかった。

「肉」おそるべし！

しかも今はまだ「肉」だけだ。さらに「裸」の衣装、ベースのシャツを着た上に、さらに本衣装を取っ替え引っ替えせねばならない。先が思いやられる。

※場面を細かく切って、何度も同じところをくりかえして稽古すること。

4月□日

今日はソプラノ歌手の寺内さんを講師にむかえて、歌の稽古。

自分の番に中々ならないので、自主稽古をしてたら、中島に見つかってしまった。めんどくせー。

でも自分で疑問に思ってたとこが、なんとなく解決したような気もするし、ま、いいか。

改装した楽屋トイレに、衣装をつるしたハンガーラックが鎮座してた。

ちゃくちゃくと衣装もできつつある。

と言ってるうちに、結局、私の歌の練習時間がなくなってしまって、衣装付きの稽古が始まることになった。

なんなんだ！？

4月△日

学校招待を来週にひかえ、衣装や装置もどんどんできあがっていく。

あらたに「肉」をつけ、裸衣装をつけ、シャツをつけ、その上に色とりどりの衣装を取っ替え引っ替えしてみた。

なかなか暑い。

2時間の出ずっぱりの稽古でまた脳が沸騰してしまった。

まだ出来てない喪服が10kgになるらしい。着付係役の女の子が戦々恐々としている。

さて、どうなることやら。

高橋だけではありません。俳優陣はじめ、スタッフも皆、格闘しています！

その成果を、ぜひ劇場でご覧ください！