公演情報年間プログラム

2月公演『戦争で死ねなかったお父さんのために』【ライブ配信あり】

作/つかこうへい 構成・演出/中島諒人


毎年2月の公演は、強烈な現代演劇をじっくり観ていただいています。演劇の言葉のみが持つ力強さにあふれたテキストに基づき、「現代」への批評という演出的な意図を際立たせた上演です。昨年はブレヒト、今年はつかこうへい。2015年以来の再演です。

*帰りのバスの時間が変更になりました!(詳しくはページ下部をご覧ください。)

▶︎チラシはこちら【PDF】

▶︎当日パンフレットはこちら【PDF】

▶︎コロナ対策ご連絡先記入用紙はこちら【PDF】 ※当日受付時にスタッフへお渡しください。

▶︎ウェブアンケートはこちら

ライブ配信をご視聴の方は、<鳥の劇場YouTube>へ!

 

【日時】

2/20(土)〜23(火・祝)・25(木)〜28(日)

14:00開演  (21日(日)・28日(日)はライブ配信あり)

 

【チケット】

大人:2,000円/18歳以下:500円/中学生以下無料

【ご予約はこちらから】

鳥取市在住の方は無料になります! 定員に達したため、終了いたしました!

鳥取市の「地域でがんばる民間ミュージアム等応援事業」により、鳥取市在住の方はチケット代が無料となります。鳥取市在住の旨をご予約の際にお知らせいただき、当日受付にて証明となるものをスタッフにお見せください(運転免許証など)。*先着100名様程度。

 

【会場】

鳥の劇場(鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1812-1)

 

託児について

感染症対策の観点から、いつも託児をお願いしている団体が活動を休止されました。

現時点で他にお願いできる団体等がなく託児の体制を万全に整えられないという点から、この度の公演においては託児をお受けできないこととなりました。

いつも託児をご利用いただいている皆さま、また、託児をご検討されていた皆さまには大変申し訳ありませんが、ご了承いただければ幸いです。

 

スペシャルアフタートーク日程変更のお知らせ

スペシャルアフタートーク「異分野の人と話す演劇のこと、コミュニティーのこれから」

ゲスト:塚本由晴氏(建築家、アトリエ・ワン)

の開催日程が21日(日)16:00〜17:00開催と変更になりました。

※既に20日に観劇をご予約されていらっしゃる方で、21日への変更をご希望される場合は、お手数ですが予約受付窓口までご連絡ください。

【予約受付窓口】

電話/0857-84-3268

電子メール/ticket@birdtheatre.org

 

プレトーク第二弾開催決定のお知らせ

第一弾:中島諒人 12:00〜12:30 

第二弾:三輪冬子 12:50〜13:20 

ぜひ多くの方にお聞きいただきたいと思います。どうぞ奮ってご参加くださいませ。

 

ライブ配信

【鳥の劇場youtubeチャンネル】にてライブ配信を行います!

無料でどなたでもご覧いただけます。

【日時】

2/21(日)、28(日)

 

上演にあたって


 この戯曲はつかこうへいの初期作品です。「戦争で死ねなかった」というタイトルは、戦争で死ぬことを良とし、死ななかったことを残念なこととしているように読めます。もちろんそういう意味ではありません。「戦争で死ぬ」という当時の日本の中では政治的に意味あることとされた美しい物語に殉じなかった人たち=戦後日本を築いた人たちの苦しみや葛藤について語っているのです。
 「日本」・「日本人」はどうあるべきだったか、そして現在どうあるべきか。それは昭和50年あたりの戦争体験世代の「大人」の問題であり、それを批判しながらも結局は状況に流されてしまう「若者」の問題でした。それは三島由紀夫(1925-1970)の最期の問いと同じ根を持つ課題で、当時20代後半の作者は三島亡き後、政治の季節が終わり消費の時代が押し寄せる中、日本が抱えるこの巨大な問題について、独自の破天荒な言葉の洪水(普通は言ってはいけないこともたくさん言います)とシュールな構成(通常の意味でのつじつまの合わないことが起こります)で果敢に襲い掛かりました。たいへんな気迫と若い才気にあふれた戯曲です。
 この令和の時代、約45年も前の昭和の作品なんてただの懐古趣味だと思われるかもしれません。だけどそうじゃない。優れた戯曲は常に時代とともにあり、現代演劇の上演は時代や場所の規定を超えて現在の観客の体と魂を揺さぶるものです。その力を感じていただける作品だと思います。(演出家 中島諒人)

出演

齊藤頼陽 中川玲奈 高橋等 中垣直久 安田茉耶 後藤詩織 村上厚二

 

物語

昭和50年頃、一人のお父さんのもとに、30年遅れで大日本帝国陸軍からの召集令状が配達される。令状は戦時中、現金書留と間違えられて盗まれ、彼に届かなかった。戦争が過去のものとなった経済の繁栄のただ中、それでも彼は、“戦地”をめざす。見送るのは、警察署長と郵便局長。二人は戦地での心構えや自身の体験を語り、お父さんも戦争についての期待や幻想を膨らませる。そこに彼の息子が見送りに来る。父に冷ややかな彼はじきにその場を去るが、間もなく驚くべき姿で、父のもとに現れる。

 

つかこうへい

劇作家、演出家、小説家。1974年「熱海殺人事件」で岸田國士戯曲賞受賞。虐げられる者の悲しみを叙情的とも言える繊細さですくいながら、それを強烈な悪意をひめたギャグやハッタリで彩り、強者のみでなく弱者にも批判の矢を向け、人間の根本的なあり方を問うた。作品は、当時の若者を中心に広く受け入れられ、演劇界に一つの時代を築いた。1948年ー2010年。

 

関連企画

1.作品への理解を深めるプレトーク

上演前に、演出家・中島諒人による作品の簡単な解説を行います。

 

【日時】

2/21(日)〜23(火・祝)・25(木)・26(金)・28(日)

12:00〜12:30 →変更→ 

第一弾:中島諒人 12:00〜12:30 

第二弾:三輪冬子 12:50〜13:20 

ぜひ多くの方にお聞きいただきたいと思います。どうぞ奮ってご参加くださいませ。

 

2. 戯曲講座

上演前に、演出家・中島諒人と一緒に日本の名作戯曲を読み解く戯曲講座を開催します。(定員あり・予約可)

 

【日時】

■安部公房「棒になった男」    2/20(土) 11:00〜12:30

■つかこうへい「熱海殺人事件」  2/27(土) 11:00〜12:30

【受講料】

1,200円(資料代込み)

 

3. スペシャルアフタートーク「異分野の人と話す演劇のこと、コミュニティーのこれから」

人口減や高齢化、そしてコロナ感染拡大など、先行きの不安ばかりが強まる中、我々はどんな未来を夢見ることができるのか。その可能性について、建築家と演出家が語り合います。

ゲスト:塚本由晴氏(建築家、アトリエ・ワン)

 

【日時】

2/20(土) 16:00〜17:00 →変更→ 2/21(日) 16:00〜17:00

※他の公演日は通常通りのアフタートークを行います。

 

上演をもっと多くの方に楽しんでいただくために

無料送迎します

JR鳥取駅・JR浜村駅と鳥の劇場を結ぶ送迎バスを運行します。

無料でどなたでもご利用いただけます。

無料送迎車

【鳥の劇場行き】


■JR鳥取駅→鳥の劇場 (出発場所:JR鳥取駅南口 フコク生命ビル前)※所要時間約45分

2/20(土)・27(土)運行

 ①フコク生命ビル前 10:15発(戯曲講座にご参加の方向け)

 ②フコク生命ビル前 12:15発

 

2/21(日)〜23(火・祝)・25(木)・26(金)・28(日)運行

 ①フコク生命ビル前 11:20発(プレトークご参加の方向け)

 ②フコク生命ビル前 12:30発 ※運行の調整上、ポスター記載の時間より5分遅らせています。ご了承ください。

 

 

■JR浜村駅→鳥の劇場 ※所要時間約15分

2/20(土)・27(土)運行

 ①10:43発(戯曲講座にご参加の方向け)

 ②12:40発

 ③13:25発

 

2/21(日)〜23(火・祝)・25(木)・26(金)・28(日)運行

 ①11:45発(プレトークご参加の方向け)

 ②12:55発 ※運行の調整上、ポスター記載の時間より5分遅らせています。ご了承ください。

 ③13:25発

 

 

【帰り】


全日程2/21(日)のみ運行 お帰りの便は、下記の時間のみの運行に変更となりました。

※アフタートークの時間を考慮した時間設定となっております。

鳥の劇場17:05発 → 浜村駅17:20着予定 → 鳥取駅17:50着予定

2/21(日)以外の日程は下記時間に運行

の劇場16:25発 → 浜村駅16:40着予定 → 鳥取駅17:10着予定

※当日の終了時間次第で、出発時刻を変更する可能性があります。

 

鳥のカフェがあります

毎回大好評のcafé-neeさん特製弁当。今回はニッポンをテーマにした日の丸弁当です。2段のお弁当箱で、大満足な内容です。

プレトークと上演の合間にぜひお召し上がりください。

◉特製「春の日の丸弁当」   1,800円  (数量限定・予約可)

他に、地元野菜の豚汁、おそうざい、コーヒー、スイーツなども販売します。

上演の前後にどうぞご利用ください。

 

バリアフリーをめざします

障がいのある方にもご覧いただけるよう、適宜対応しております。ご連絡ください。

 

 

字幕あります/ English Subtitles available

セリフが聞こえづらい方のために、 手に持てる小さい“字幕”をご用意いたしております。

また、セリフの英語訳を自動的に表示するipodをご用意しています。

Programmes are available with English subtitles which automatically appear on iPod screen.

新型コロナウイルス感染防止のための対応

会場は常時換気し、機材などの定期的なアルコール消毒を行います。

ご参加の皆様におかれましては、マスクの着用・検温等にご協力をお願いいたします。

その他の感染症対応(「とっとり新型コロナ対策安心登録システム」の活用・着席された席番号の記録など)についても徹底し開催いたします。

今後の感染状況によっては、実施内容を変更する場合もございますのでご理解のほどお願いいたします。

 

託児について

感染症対策の観点から、いつも託児をお願いしている団体が活動を休止されました。

現時点で他にお願いできる団体等がなく、この度の公演においては、託児をお受けできないという判断をいたしました。

いつも託児をご利用いただいている皆さま、また、託児の利用をご検討されていた皆さまには大変申し訳ありませんが、ご了承いただければ幸いです。

 

ご予約・お問い合わせ

チケット、特製弁当、戯曲講座のご予約は、電話、ウェブ、電子メールでお受けします。料金はご来場時にお支払いください。

チケット料金

大人:2,000円/18歳以下:500円/中学生以下無料

◆鳥取市在住の方は無料になります!

鳥取市の「地域でがんばる民間ミュージアム等応援事業」により、鳥取市在住の方はチケット代が無料となります。鳥取市在住の旨をご予約の際にお知らせいただき、当日受付にて証明となるものをスタッフにお見せください(運転免許証など)。

*先着100名様程度。

予約受付窓口・お問い合わせ

電話/0857-84-3268

電子メール/ticket@birdtheatre.org

ウェブ予約フォーム/【こちらをクリックしてください】

 


主催:特定非営利活動法人鳥の劇場

後援:鳥取県 鳥取市 鳥取県教育委員会 鳥取市教育委員会 NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会 鳥取大学地域学部附属芸術文化センター 新日本海新聞社 株式会社ふるさと鹿野

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 公益財団法人ごうぎん鳥取文化振興財団

認定:公益社団法人 企業メセナ協議会

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