本橋哲也(もとはしてつや)[日本]
1955年東京生まれ。東京大学文学部卒業、イギリス・ヨーク大学大学院英文科博士課程修了。D. Phil。東京経済大学名誉教授。国際演劇評論家協会日本センター会長。カルチュラル・スタディーズ専攻。
著書は、『カルチュラル・スタディーズへの招待』『ほんとうの「ゲド戦記」』『映画で入門カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『本当はこわいシェイクスピア』(講談社選書メチエ)、『ポストコロニアリズム』(岩波新書)、『侵犯するシェイクスピア』(青弓社)、『思想としてのシェイクスピア』(河出書房新社)、『深読みミュージカル』(青土社)、『ディズニー・プリンセスの行方』『『愛の不時着』論』(ナカニシヤ出版)、『宮城聡の演劇世界』(共著、青弓社)、『鈴木忠志の演劇』(月曜社)など。翻訳書は、ガヤトリ・スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』(共訳、月曜社)、ホミ・バーバ『文化の場所』(共訳、法政大学出版局)、C.L.R.ジェームズ『境界を越えて』(月曜社)、レベッカ・ウィーバー=ハイタワー『帝国の島々』(法政大学出版局)、ロバート・ヤング『ポストコロニアリズム』、平野克弥『江戸遊民の擾乱』(岩波書店)など。
周琰(しゅうえん)[中国]
一級脚本家、美学修士。文化観光部戯曲人材育成「千人計画」、江蘇省「333 高レベル人材育成プロジェクト」に選出。第一期紫金文化芸術優秀青年、姑蘇宣伝文化重点人材、蘇州市優秀中青年文芸従事者等。
京昆芸術紫金賞・優秀脚本賞、「演劇中国」作品募集推薦最優秀脚本賞、老舎青年演劇文学賞優秀脚本賞、「マラン花杯」上海児童演劇脚本賞、江蘇省演劇文学賞、紫金芸術祭小劇場最優秀脚本賞、蘇州市「五つの第一プロジェクト」賞を受賞。
作品は、国家芸術基金や江蘇芸術基金のプロジェクト助成に採択され、また、中国演劇祭、全国小劇場演劇優秀作品祭、現代小劇場歌曲芸術祭、大涼山国際芸術祭、江蘇省小劇場優秀作品などに招聘される。
主な上演作品:小劇場昆劇『千年のため息』、『竹林三昧』、錫劇『林徽因の抗戦』(合作)、現代錫劇『愛は深秋に』、錫劇『懐橘陸郎』、小劇場演劇『パラレルワールド』、『人の行き交い』、ミュージカル『花開く河西巷』、児童劇『街の内と外』、児童歌舞劇『人形の森』、『恐竜の宝物』、『モグラの月亮河』、イマーシブ昆曲『耦園夢憶』等。
キム・ジュヨン[韓国]
高麗大学でロシア文学を専攻後、韓国を代表する月刊舞台芸術誌『Auditorium』の演劇記者として6年間勤務。演劇学で博士号を取得し、韓国演劇界で初のレジデント・ドラマトゥルクとして南山アーツセンターに所属し、先駆的な役割を果たした。
以降、演劇評論家、ドラマトゥルク、研究者として活動を展開し、舞台芸術や文化研究の分野で執筆や教育に携わる。これまでにサンクトペテルブルクの演劇文化、スラブの芸術と文化、中央アジアの文化遺産を紹介する3冊の著書を出版。
現在は、清州大学演劇学科の教授を務めている。
篠原雅武(しのはらまさたけ)
1975年、横浜市生まれ、1999年、京都大学総合人間学部卒業。2007年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門は哲学、建築思想、批評理論など。現在、京都大学大学院総合生存学館特定准教授。主な著書に『複数性のエコロジー』(以文社、2016年)、『人新世の哲学』(人文書院、2018年)、『「人間以後」の哲学』(講談社、2020年)。主な翻訳書にティモシー・モートン『自然なきエコロジー』(以文社、2018年)、ティモシー・モートン『ヒューマン・カインド』(岩波書店、2022年)。